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「Go To Eat」の落とし穴|錬金術は本当に得?
新型コロナの感染拡大対策により飲食店は大きな打撃を受けています。
感染予防対策に取り組みながらも頑張っている飲食店。それを支援するために国が取り組んだのが「Go To Eat」キャンペーンです。
そんな中、予約数は増えているのに 売り上げは伸び悩むといったケースが増えているようです。
その原因は?
「Go To Eat」錬金術?
「Go To Eat」錬金術とは?
予約サイトを利用して飲食店を予約すると、ディナーの時間帯は一律で1000円分のポイントがもらえます。
そしてお店に行き安いものだけ注文して店を後ににます。その差額分が手に入るという事になります。
300円程度の注文で(1000円分のポイント ー 300円)で 700円分のポイントがもらえます。
お店としては予約数は増えたのに客単価が下がり、オマケに手数がかかってしまうので頭が痛い話です。
10人で予約をしておいて実際には一人で来店。10人分のポイント欲しさに、お店には10人で来たことにして欲しいと頼みこむ始末。こんな悪質なケースもあるようです。(さすがに店側も断ったそうです)
ちょっと待ってください「Go To Eat」錬金術は本当に得なのでしょうか?
確かに「Go To Eat」の錬金術を使いポイントを荒稼ぎすることは出来ます。
よーく考えてみましょう。果たして、本当に得なのでしょうか?
錬金術のような事があちこちで起こると、感染対策をしながら懸命に頑張るお店側は大きな打撃を受けてしまします。
打撃によってお店が存続出来なくなれば、「Go To Eat」どころではなくなってしまいます。
また、国側も「Go To Eat」の悪用を防止する為に制度を複雑にすると、簡単に利用出来なくなってしまうかもしれません。
「Go To Eat」はWinWinでなければ意味がない
「Go To Eat」は新型コロナ感染対策により痛手を負った飲食店を救う為の政策です。
「飲食店と利用者が一緒に頑張ろう!」という取り組みです。
どちらか一方が得するようでは成り立たないのです。
だって、お店が無くなってしまっては元も子もないですよね。
飲食店と利用者がお互いにWinWinでなければなりません。
誰かの為にお金を使う事は浪費ではなく投資である
私の師がこう言っていました。
「誰かの為にお金を使う事は浪費ではなく投資である」
自分の欲の為にお金を使うのは浪費です。一時的には満たされますが、すぐに無くなってしまうでしょう。
一方、誰かの為にお金を使うのは投資です。その投資は回り回ってきっと自分に返ってくるでしょう。
必死で頑張っている飲食店に投資をするんです。応援するんです。
ポイントが貰えるというのもありますが、コロナ禍をみんなで乗り切っていかなければならない時代だからこそ、きっとあなたに返ってくる筈です。
私はそう信じています。